甘草(カンゾウ)とはマメ科の植物。生薬として漢方薬に広く用いられる。主成分であるトリテルペン配糖体は砂糖(ショ糖)の150倍という強い甘みを持つ。また、同様にグリチルリチンという有効成分も含まれており副腎皮質ホルモンの分泌促進、抗アレルギー作用などがあるとされる。
漢方薬の生薬として用いられる甘草は、甘草の根と根茎部分を乾燥させたものを指す。消化器の機能を高め、呼吸器官系の痛みを取るといった作用がある。他の生薬の性質同士を調和すると呼ばれており、作用の強い生薬と配合したり相反する作用を持つ漢方に調合されたりする。
漢方薬において甘草は基本的な薬草の一つとして考えられており、「安中散」「四君子湯」「十全大補湯」「人参湯」といった漢方薬に広く配合される。また、甘草のみを使った「甘草湯(カンゾウトウ)」という漢方薬もあり、鎮咳作用などが認められている。
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